翻訳家によるコラム「分子生物学・バイオ技術・環境コラム」



分子生物学・バイオ技術・環境コラム

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2012/02/16
AEDについて

生物学翻訳、学術論文翻訳、環境翻訳担当の平井です。

駅や学校などで見かけるようになったAEDは、自動体外式除細動器(Automatic External Defibrillator)の略称で、心室細動を起こした人の救命に用いる器具です。心室細動とは、簡単にいうと心臓が痙攣を起こして全身に血液を送るポンプ機能が止まった状態をいいます。特別な症状のように思われますが、いわゆる心臓発作で倒れる人のほとんどはこの心室細動によるものです。これを直すには一刻も早く外部から電気ショックを与えなければなりません。このとき活躍するのが徐細動器で、一般市民で扱いやすいよう操作を自動化したものがAEDです。徐細動器はかつては医師免許をもつ人にしか使用が認められていませんでした。

AEDは意識がなく、呼吸が停止している傷病者に用います。駅などで人が倒れており、呼びかけても返事がなく呼吸が停止している場合は次の手順で対処しましょう。なお救急車の到着までに、いかに応急処置を行うかが重要です。AEDの処置に加え、人口呼吸なども行うことが有効なので次の手順を覚えて置いてください。1. 救急車をよぶ。同時にAEDを準備 2. 呼吸停止かどうか10秒以内に判断。呼吸がなければ人工呼吸を2回行う。3. AEDが届くまで胸部圧迫マッサージ30回に対し、人工呼吸2回の割合で実施。

操作手順は、AED自体が音声などで指示してくれるので、決して難しい機会ではありません。半自動的に動いてくれます。万が一、誰かが倒れている場面に遭遇したときは、何よりも人命を優先して行動できるようになっておきましょう。


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