翻訳家によるコラム「分子生物学・バイオ技術・環境コラム」



分子生物学・バイオ技術・環境コラム

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2013/03/26
亜鉛を摂取すると若い頃の力が手に入る

生物学翻訳、学術論文翻訳、環境翻訳担当の平井です。

亜鉛(zinc)の主な役割は、酵素の補因子(cofactor)としての機能、インスリンの貯蔵と放出、血漿中のビタミンA濃度の適正化、創傷の治癒と味覚の正常化などがあります。万能ですよ〜。

酵素の補因子としては、タンパク質を構成するアミノ酸と亜鉛が結合して、タンパク質の構造を安定化することです。また、亜鉛は10種類状の酵素の働きに関与し、その中には生命の源である核酸をつくるための酵素も含まれています。マルチに働いていますよねー)^o^(。インスリンの貯蔵と放出に関しては、インスリンは亜鉛と複合体を構成し、脾臓(spleen)の細胞中では必要に応じてインスリンを貯えたり、放出したりしています。インスリンとは膵臓のB細胞から出るホルモンのことであり、これは体液の血糖値を下げるはたらきがあります。つまり糖尿病と深〜い関係があるんです。

亜鉛欠乏の自覚症状として、皮膚炎、傷の治りが遅い、成長不良、味覚異常、精液欠乏症、勃起不全(erectile dysfunction)などが現れます。亜鉛過剰症(zinc excess)では血漿中のコレステロール濃度(cholesterol level)が低下してしまいます。これは亜鉛に銅が拮抗的に作用するからです。なお、亜鉛の多い食品としてはレバー、小麦胚芽、卵黄(egg yolt)、牛乳、糖類があります。


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