翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2010/12/13
東北新幹線について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは東北新幹線(Tohoku Bullet Train)の延伸についてです。

東北新幹線の八戸―新青森間が12月4日に開業し、本州北端まで延伸しました。東京からは最短で3時間20分と、従来よりも約40分短くなりました。来年3月には新型車両の「はやぶさ」が導入される予定となっており、さらに短縮される見込みです。ねぶた祭りや十和田湖など、豊富な観光資源を誇る青森県では、新幹線の延伸が地域振興に恩恵をもたらしてくれるとの期待が高まっています。

来年3月12日には九州新幹線(Kyushu Bullet Train)の博多―新八代間も開業し、鹿児島ルートが全線開通します。1964年に東海道新幹線(Tokaido Bullet Train)が開業して以来、新幹線は日本の長距離移動(long distance transportation)において重要な役割を担ってきました。しかし、すでに開業している区間では、多くの地方都市が経済の不振に苦しみ、観光客の増加や企業誘致に成功しているとは言えない状況が続いています。新幹線が開通したことにより、人や企業が大都市に吸い込まれる「ストロー効果」が出ているとの指摘もあります。新幹線が開通した直後は観光客も増加し、経済に良い影響を与えますが、それを継続させる手立てがなければ、盛り上がりも一時的なものとなってしまいます。

民主党政権は新幹線の未着工部分について、費用対効果(cost-effectiveness ratio)を見極めるために一部の着工を見直すことを表明しました。現在の景気や地方の厳しい財政を考慮すると、計画どおりに着工することは難しいとの意見が大勢を占めています。


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