翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2010/12/13
新常用漢字について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは常用漢字(Kanji characters for daily use)についてです。

先日、29年ぶりに常用漢字が改定(revision)されました。今回は5字が削除されて196字が加わり、総数は2,136字となっています。パソコンや携帯電話は難しい漢字が表示でき、パソコンには1万字以上の漢字が収録されているという背景を踏まえ、今回の改定は実施されました。

文部科学省(Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology)は新たに追加された196字について、2012年度から中学、高校で本格的に指導を始め、2015年度の入試から出題を解禁するとしています。しかし、どこまで教えるかについて、国は明確な基準を示していません。現在の学習指導要領(Guidelines for the Course of Study)では、「中学で常用漢字の大体を読むこと」、「高校で常用漢字の読みに慣れ、主な常用漢字が書けること」を求めていますが、具体的な範囲については曖昧となっています。今回追加された「鬱」や「彙」などの漢字が入試問題として出題される可能性もあり、受験生の負担増加が懸念されています。

時代の流れに即して新たな漢字を常用漢字に追加することは必要ですが、子どもたちの負担を増やしたり、教育現場に混乱が生じることのないよう、事前に明確な計画を掲げることが求められます。


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