翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2010/11/15
アメリカの中間選挙について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回は先日行われたアメリカの中間選挙(midterm election)がテーマです。

11月2日に行われた中間選挙で、与党の民主党(Democratic Party)は連邦議会(United States Congress)の下院(House of Representatives)で60議席以上を失い、歴史的大敗を喫しました。一方、共和党(Republican Party)は4年ぶりに下院で過半数を獲得し、上院(Senate)でも大幅に議席を伸ばしています。オバマ政権は任期前半、上下両院で過半数を占めていたにもかかわらず、共和党の非協力的な姿勢により、議会対策には苦慮してきました。今回の選挙結果がオバマ政権の運営にどのような影響を与えるのか、国際社会は注目しています。

民主党大敗の要因は、経済政策に対する国民の不満が大きいと考えられています。アメリカの雇用情勢は悪化の一途をたどり、失業率(unemployment rate)は9%台後半で推移しています。また、景気回復の遅れのために税収が伸びず、財政赤字(fiscal deficit)は2年連続で1兆ドルを超えました。リーマン・ショックを引き金とした金融危機の中、オバマ政権は巨額の財政支出によって金融システムの崩壊をくい止めましたが、雇用の創出や景気回復にはつながっていません。そのため、今回の選挙ではオバマ政権の「大きな政府(big government)」に反対する保守派のティーパーティー運動(tea party movement)が各地で広がり、共和党躍進の原動力となりました。

今後のオバマ政権は、政策を実行する際に強い抵抗にあうことが予想されます。アメリカの景気対策、地球温暖化対策、核問題などに対処するためには、オバマ大統領の強い指導力と実行力が求められるでしょう。


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