翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2010/10/25
ドイツ統一 20 年について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマはドイツ統一( German reunification ) 20 年です。

東西ドイツが統合して 20 年が経過しました。第 2 次大戦( World War II )で敗戦国となったドイツは、ソビエト連邦( Union of Soviet Socialist Republics )が率いる社会主義陣営とアメリカが主導する自由主義陣営によって 40 年もの間分断され、この間に生まれた両国の格差を埋めることが統一後最大の課題でした。 20 年間で 1 兆 3,000 億ユーロ(約 150 兆円)もの資金が西から東へと注ぎ込まれた結果、高速道路など東の基盤整備は進み、域内生産も 2 倍以上に増加しています。しかし、格差は依然として残っており、東の労働者の賃金は西の約 8 割にとどまっています。このため、失業率も西の倍に近く、労働力も西に流出しているのが現状です。

東西の住民ともお互いに対して否定的な見方をしている面もありますが、統一は正しい選択だったと考える人は双方とも 8 割を超えており、統一後の関係は良好との意見が多数を占めています。

ドイツは過去に 2 度の大戦を引き起こした過去がありますが、現在はアフガニスタンへの派兵など国際的な責任も担っています。日本もドイツと同様に第 2 次大戦の敗戦国となりましたが、現在は世界でも有数の経済大国( economic power )へと発展を遂げました。しかし、国際貢献の面では消極的であり、ドイツとは大きな差が生じています。国際的な発言力を高めるためには、ドイツの取り組みから学ぶべきことも少なくないのではないでしょうか。


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