翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2010/06/21
「 菅新首相の所信表明演説 」について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回は菅新首相の所信表明演説( policy speech )についてです。

菅首相が初の所信表明演説を行い、国民の信頼を回復することを最大の責務と位置づけました。新内閣の課題として「戦後行政の大掃除の本格実施」、「経済・財政・社会保障の一体的建て直し」、「責任感に立脚した外交・安全保障政策」の 3 つを挙げました。まず、「戦後行政の大掃除」は前首相が掲げたスローガンで、事業仕分け( budget screening )や無駄遣いの根絶、地方分権( decentralization )などを継承する考えを示しました。「経済・財政・社会保障の一体的建て直し」については、公共事業( public works )中心の「第 1 の道」や小泉構造改革に代表される「第 2 の道」に代え、増税( tax increase )で得た財政資金を社会保障分野( social security )などに投入して新たな需要と雇用を創出することにより成長につなげる「第 3 の道」を追求するとしました。そして、外交・安全保障の分野では、「現実主義」の外交を唱え、日米同盟が「外交の基軸」であると明言しています。

また、税制( tax system )の抜本改革を視野に入れ、超党派の「財政健全化検討会議」の創設を提案しました。財政の赤字体質からの脱却や社会保障の財源確保には、消費税率( consumption tax rate )の引き上げが欠かせません。このような重要政策課題については、与野党が共通の認識を持って合意を形成することが望ましいため、自民党などの野党も積極的に応じるべきでしょう。

今回の所信表明演説では各課題とも明確な方向性が見えていないため、今後はそれぞれの課題にどのように取り組むのか、具体的な道筋を示す必要があります。


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