翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2013/04/12
競争入札とその種類

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは競争入札(public tendering/competitive bidding)とその種類についてです。

競争入札は一般的に入札と言われるものですが、競争入札には一般競争入札(open tendering)と指名競争入札(selective tendering)があります。競争入札は売買や請負契約などにおいて、契約主体にとって最も有利な条件を提示した者との間に契約を締結する方式で、複数の契約希望者に条件や金額を記載した文書の提出を求め、その中から契約者を決めます。主に国や地方公共団体などの公的な機関が実施することが多い方式です。

一般競争入札とは、入札情報を事前に公告(public notice)して参加希望者を募り、不特定多数の参加者が競争入札を行って契約者を決める方式です。しかし、国が行う一般競争入札に参加するためには競争参加資格を事前に取得する必要があるので注意が必要です。一般競争入札では、まず公告が出されます。各官庁の掲示板や新聞、官報で公告されることが多いですが、近年はそれぞれのホームページでも確認することができます。入札に参加する場合は入札説明書や仕様書などを入手し、その後に入札説明会が開かれます。説明会に参加することを入札への参加条件としている場合もあります。説明会後、数日の期間を設けて入札が行われます。これまでは入札日の当日に参加者が入札を行い、続いて開札をしていましたが、談合防止のために入札日と開札日を別々にするケースが増えてきました。その場合は事前に入札を済ませ、開札日に参加者が集合し、職員立会いのもとで入札書の開札を行います。最低価格落札方式の場合は予定価格内で金額が一番低かった参加者が落札となり、予定価格に達しなかった場合、もしくは金額が同一の場合は再度入札が行われて落札者が決定します。

以上が一般競争入札の基本的な流れですが、次回は指名競争入札、そして一般競争入札の落札者決定方法について取り上げる予定です。


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