翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2013/04/10
自殺者数が3万人を切る

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは15年ぶりに3万人を切った年間自殺者数についてです。

警視庁が発表した統計によると、2012年の自殺者数は2万7,766人で1997年以来15年ぶりに3万人を切りました。内訳は男性が1万9,216人、女性が8,550人で、男性が2万人を下回ったのも15年ぶりですが、男性が70%と依然として高い割合を占めています。

2006年に自殺対策基本法(Basic Act on Suicide Prevention)が施行されてから6年が経過し、自殺総合対策大綱も定められるなど、ここ数年は国を挙げて対策に取り組んできました。また、各自治体と民間の団体が連携してよりきめの細かいケアを進めることにより、3年連続で年間自殺者数が減少するなど一定の効果も出始めています。しかし、人口10万人あたりの自殺者数は世界で5番目に多い24人となっており、主な欧米諸国の10人と比較してもその数は際立っています。なお、1番は韓国の34人で、過度な学歴社会や競争社会が原因と見られています。

失業や就職難、事業不振、職場の人間関係、介護疲れ、家庭内不和など、自殺の原因は日常の至る所に存在しています。そして、誰しもが直面する可能性を持っています。悩みや問題を相談できる相手がいない1人暮らしの人や家計を支えている人が特に追い込まれやすいという傾向も出ており、行政だけでなく地域全体で総合的な対策を取り、1人でも多くの人を辛く、悲しい死から救うことができるような世の中になってほしいと願っています。


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