翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2013/04/04
運動部の体罰について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは運動部の体罰(corporal/physical punishment)についてです。

私立桜宮高校の体罰問題を受け、大阪市教育委員会(board of education)は体育科の入試を中止することを決めました。橋下大阪市長の要請に対して5人中4人の教育委員が同意し、今回起きた体罰問題の深刻さを重視した判断と言えます。体育科を希望している受験生にも配慮し、普通科の定員を120名増員して振り替える方針も併せて発表されました。また、普通科の受験科目は5教科ですが、体育科の志望者は3科目プラス実技での受験を認めるということです。この時期の中止決定によって一番影響を受けるのは受験生であり、このような配慮は現実的な対応でしょう。

しかし、体罰とはなんでしょうか。とある辞書を引いてみると、「肉体に直接苦痛を与える罰」とあります。私も野球部に所属していましたが、体罰はありました。試合や練習で失敗をすると、バットでお尻を叩かれる、いわゆる「ケツバット」や、監督が止めていいと言うまでグランドの周りをうさぎ跳びする、理由もなく先輩に殴られるなど、毎日のように体罰を受けていました。野球部だけでなく、当時はどの部活でもあったようで、友人と笑いながら受けた体罰の話をしていました。もちろん、体罰を受けているときは辛いですが、今になって振り返ると、その後に笑い飛ばすことができる環境があったことで救われたのだと感じています。

今回の問題は度を越した体罰が主な原因です。報道でしか知りませんが、あそこまでの体罰は行き過ぎでしょう。また、被害者の生徒には心から話せる友人がおらず、一人で辛い思いを抱え込んでしまったのではないかと同情します。高校側は他の部でも体罰があったことを隠ぺいしていたようですが、すべてのケースを洗い出して今後に生かさなければ、同じようなことが再び起きてしまうでしょう。


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