翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2013/02/25
契約書と数字

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは契約書での数字表記についてです。

契約書では金額や日時など数字を使う機会は多いですが、契約者同士に理解の相違があってはならない重要な点の1つです。まずは数量。日本語では「以上」、「以下」、「超える」、「未満」とそれぞれありますが、英語では以下のように表します。

・「以上」
10,000円以上 → ten thousand yen or more/above/over、not less than ten thousand yen
・「以下」
10,000円以下 → ten thousand yen or less/below、not more than ten thousand yen
・「超える」
10,000円を超える → more than ten thousand yen、over ten thousand yen
・「未満」
10,000円未満 → less than ten thousand yen、in short of ten thousand yen

もう1つ誤解を招きやすいのが日付です。日付の表現には英国式と米国式がありますので、契約書では統一する必要があります。例えば、2012年12月1日の場合ですと、以下の表記があります。

・2012/12/1
・2012/1/12
・12/1/2012
・1/12/2012
・December 1, 2012
・1st December, 2012

英国式は日にちが先、米国式は月が先です。簡略式では12月1日、もしくは1月12日とどちらにも読めてしまいますので、使用は控えた方が賢明です。月は省略形で表すこともありますが、正確さが求められる契約書では可能な限り省略はせずに表記します。いずれの場合にしても混乱を避けるため、どちらにするかを事前にクライアントへ確認することが必要となります。


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