翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2013/01/30
自転車にナンバープレート?

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは東京都が条例制定を検討している自転車ナンバープレート制度についてです。

社会問題化している自転車の危険運転(dangerous driving)。歩道の走行や携帯電話を操作しながら、またはヘッドフォンで音楽を聴きながらの運転など、特に近年は問題が深刻となっています。自転車がらみの交通事故も増加しており、早急な対応が求められていましたが、東京都の「自転車対策懇談会」がナンバープレート装着と購入時のデポジット制度の導入を提言しました。都は条例化に向けて検討を始めましたが、この制度が導入されれば全国初のケースとなります。ナンバープレート制度については、「利用者の責任感を醸成し、ルール厳守やマナーの向上を図る」とし、デポジット制度によって「放置自転車(illegally parked bicycle)が減少し、撤去自転車の返還率が向上する」ことが期待されています。また、制度の問題点として、「厳格な登録制度が必要」、「自転車の手軽な利便性を損なう」、「手続きや経済的な負担が増える」などが挙げられましたが、「自転車対策の切り札となる可能性があり、先送りすることなく検討すべき」と結論付けています。

果たして、ナンバープレート装着やデポジット制度により現在の状況は改善するでしょうか?ナンバープレート制度により自転車盗難の件数は減少すると思います。しかし、このような制度を導入する前に、自転車を利用する人の意識を変えることが必要ではないでしょうか。小学校や中学校、高校で自転車の危険性を十分に指導し、人の命を奪う可能性があることも認識させなければなりません。また、高齢者の自転車運転も非常に危険であり、各自治体の積極的な対応が求められます。自転車は免許が不要で手軽な乗り物ですが、同時に危険な乗り物であるということを忘れずに、一人ひとりがマナーを守って利用することが何よりも重要でしょう。


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