翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2012/02/22
天皇陛下の定年制

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは天皇陛下(Emperor of Japan)の公務見直しについてです。

天皇陛下が心臓にある冠動脈(coronary artery)のバイパス手術(heart bypass surgery)を受けるため、2月17日に東京大学医学部付属病院へ入院し、18日に手術が行われました。専門家によると、狭心症(angina pectoris)のバイパス手術は日本で年間1万件以上行われており、比較的安全性が高い心臓手術と言われています。狭心症は心臓へ繋がる血管が狭くなる病気で、バイパス手術によって別部位の血管を使って迂回路を作り、血液を流れやすくします。

天皇陛下は現在78歳で、2003年には前立腺がん(prostate cancer)の手術を受けています。また、2011年には気管支肺炎(bronchial pneumonia)で入院もしました。同時期に秋篠宮殿下が天皇陛下の定年制について言及したことにより、公務の負担を指摘する声が大きくなっています。天皇陛下は国事行為(matters of state)のほか、大きな災害が発生したときには積極的に被災地を訪問し、多くの人たちを励ましてきました。特に東日本大震災以降は何度も避難所などを訪れ、被災者だけでなく、日本全体を勇気づけてくれる存在となっています。

しかし、通常の公務に加えての被災地訪問は体に負担となっているのも事実です。政府も公務負担の軽減について明言していますが、単に削減するのではなく、優先順位を決めたうえで整理し、他の皇族との分担も含めて精査する必要があるでしょう。


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