翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2012/01/04
2011年を振り返って

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマは2011年に起こった出来事についてです。

2011年は多くの人にとって忘れられない年になったのではないでしょうか。本コラムでも取り上げましたが、3月11日の東日本大震災(Great East Japan Earthquake)、そしてその後の原発事故は私たちに大きな傷跡を残しました。避難者(evacuee)の数は依然として30万人を超えており、生活再建の目途が立たない人も少なくありません。そのような中で多くの人が被災地へボランティアに赴き、また、日本だけではなく世界各地で日本を支援するイベントが行われるなど、人々の「絆(tie/bond)」がこれほど強く感じられた年はありませんでした。

震災からの復興を目指す日本に明るいニュースをもたらしてくれたのは、7月のサッカー女子ワールドカップ(FIFA Women's World Cup)で優勝した「なでしこジャパン」です。これまでに1度も勝利したことのないアメリカとの決勝戦は、国民に大きな感動と勇気を与えてくれました。その他のスポーツでは大相撲の八百長騒動(bout-fixing scandal)で春場所が中止となりましたが、琴奨菊と稀勢の里の日本人力士が大関へ昇進し、来年の盛り上がりに期待が持てる締めくくりとなりました。

世界では5月にアメリカ同時多発テロ事件(September 11 attacks)の首謀者であり、テロ組織「アルカーイダ(al-Qaeda)」の指導者だったウサーマ・ビン・ラーディンが潜伏先のパキスタンで銃撃戦の末に死亡しました。しかし、テロとの戦いは今も世界各地で行われており、出口は見えません。また、中東や北アフリカでは独裁体制の崩壊が相次ぎました。チュニジアを始めとする一連の現象は「アラブの春(Arab Spring)」と呼ばれ、エジプトでは国会選挙が行われるなど、民主化への動きが少しずつ進んでいます。大規模な反政府デモとそれを弾圧する政権との内戦が長期化したリビアでも、10月にカダフィ大佐が殺害され、国民評議会(national transitional council)によってリビア全土の解放が宣言されました。12月には北朝鮮の金正日総書記が死去し、新体制の動向に目が離せない状況が続いています。

2011年は日本だけでなく、世界にとってターニングポイントとなる年でした。2012年は非常に重要な年になることが予想されますが、どんな困難が起ころうとも強い「絆」で乗り切れると信じています。


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