翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2011/10/03
ロシア・次期大統領選について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回のテーマはロシアの次期大統領選についてです。

2012年3月に大統領選を控えたロシアでは、9月24日にプーチン(Vladimir Putin)首相が立候補する考えを表明しました。現在大統領を務めるメドベージェフ(Dmitrii Medvedev)大統領も首相の発言を支持し、自らは首相に就任する意向を示しました。有力な対立候補はおらず、プーチン首相が大統領に返り咲くことが確実視されています。また、任期も次期からは4年から6年に延長されることが決まっており、プーチン大統領の独裁色がさらに高まることに各国は懸念を抱いています。

メドベージェフ大統領との「双頭体制(tandem)」を維持するプーチン首相は2000年から2008年まで大統領を務めました。ロシアの憲法では大統領の連続3選が禁じられているため、前回の選挙では側近のメドベージェフ氏を大統領にし、自身は首相(Prime Minister)に就任しました。旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身で、ロシアの安定と経済成長に大きく貢献した指導者として国内の人気は高い水準を誇っていますが、メディアの締めつけや野党勢力を排除する動きも目立つなど、民主化には程遠い状況が続いています。

「ロシアの復活」を掲げるロシア政権は外交においても高圧的な態度を取る傾向にあります。昨年はメドベージェフ大統領がロシアの歴代国家指導者としては初めて北方領土の国後島(Kunashir)を訪問して日ロ関係が一気に冷え込みました。一方、プーチン大統領は対日外交に理解があるとの見方が多く、北方領土問題を含めた両国間の懸案事項を解決する機会を失わないよう、積極的な取組みが必要となるでしょう。


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