翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2010/04/10
「 2010 年度予算成立 」について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回は 2010 年度の予算について取り上げてみます。

先日、 2010 年度の予算( budget )が成立しましたが、民主党の政権公約に基づいて多額の費用が必要となる政策( policy )が数多く盛り込まれた結果、一般会計の総額が 92 兆円となりました。その一方で、税収( tax revenue )は 37 兆円程度に落ち込むため、当初予算としては過去最大となる 44 兆円の国債( government bond )が発行されます。当初予算で国債発行額が税収を上回るのは戦後初となりました。税収の増加が厳しいにもかかわらず、政府は 11 年度も歳出拡大を続ける姿勢を崩しておらず、「このままでは 11 年度予算を組むことは不可能」との指摘もすでに出ています。

10 年度予算で最大の歳出項目は社会保障費( social security )で、約 27 兆円と一般歳出( general account expenditure )の半分以上を占めています。社会保障費は 11 年度でも最大の歳出項目になると予想され、特に子ども手当は今年の 6 月から実施される半額支給で 10 年度は 2.3 兆円かかり、 11 年度から開始予定の満額支給では 5.3 兆円が必要となります。また、基礎年金( basic pension )の国庫負担引き上げ分などを合わせると、社会保障費だけで 6 兆円の財源を確保しなければなりません。

昨年に行われた事業仕分けで削減された金額は約 7,000 億円と、無駄を減らすことによってこれ以上の財源を捻出することは不可能に近く、マニフェストの大幅な見直しや優先順位の再検討が求められます。


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