翻訳家によるコラム「契約書・政治経済・アート・スポーツコラム」



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2011/03/14
自動車の燃費表示について

契約書翻訳、経済翻訳、政治翻訳、スポーツ翻訳担当の佐々木です。

今回は自動車の燃費(fuel consumption)表示についてです。

自動車の燃費表示について、各メーカーがカタログや広告などに表示している数値は実際のものと異なるということは、周知の事実として長い間黙認されてきました。しかし、国土交通省(Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism)がこれまでの燃費測定の方式を改め、4月以降に発売する車からは、新方式による表示をメーカーに義務付けることになりました。

現在の方法は、測定器に車を載せ、一定の走行パターンでタイヤを回転させて燃費を測定しています。しかし、この方法ではエンジンが温まった状態から計測するため、燃費が高くなる傾向にありました。新たな方式では、エンジンが冷えた状態から発進したり、加減速を繰り返すなどの複雑な走行パターンを取り入れ、実走行に近い状況で測定することになります。そのため、現行の方式よりも10%ほど数値が低くなると見られていますが、より実態に近い数値となるため、購入時の参考にしやすくなるでしょう。

日本の各メーカーはすでに新方式を採用していますが、日本、アメリカ、ヨーロッパでは燃費の測定方式が異なるため、国連(United Nations)も基準の統一を検討しています。電気自動車(EV:electric vehicle)の普及も始まる中、車の購入時には燃費表示が重要性を増してくることが予想されるため、国際的な基準を整備することが急務となっています。


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