翻訳家によるコラム「収穫の秋リンゴ Apples」

高橋翻訳事務所

環境コラム

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2013/02/05
収穫の秋リンゴ Apples

環境翻訳担当のYMです。

秋といえばリンゴ狩り。といっても、リンゴは「ふじ」と「レッドデリシャス」「ゴールデンデリシャス」くらいしか知らなかったのですが、アメリカ滞在中にそれは多様なリンゴに出会い、その奥深さに驚きました。

市街地から車で15分ほどのところに今でも残っている農園(Heyser Farms )でも、毎年いろいろな種類のリンゴを収穫していました。その中でもSpencerville Redという農園が独自に開発した種類は、生絞りのアップルサイダー(apple cider)にしてもとても美味。ところで北米でいうところのアップルサイダー、アップルジュース(apple juice)、ハードサイダー(hard cider)の違いはご存知でしょうか。

アップルサイダー:生のリンゴを絞り、ろ過(filteration)も殺菌もせずそのまま食用に供すもの。サイダーという名称ですが、炭酸飲料ではありません。

アップルジュース:生のリンゴを絞った後、果肉(pulp)等をろ過し、さらに低温殺菌(pasteurize)したもの。より保存が利きます。

ハードサイダー:リンゴ果汁を発酵させたリンゴ酒。独特の発泡と甘さのないすっきりしたアルコール飲料となります。

アップルサイダーを作っているリンゴ農園では、どこも秘伝のブレンドを大切にしています。アップルサイダーの試飲会やコンテストも開かれます。私たちが一年を通して通っていたこの農園のアップルサイダーは格別!メリーランド州のコンテストで金賞も獲得しています。

これからの季節にアメリカ東海岸に赴く機会のある方は、地域自慢のアップルサイダー巡りをされてはいかがでしょうか。


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