環境翻訳担当のYMです。
主人の実家があるコロンビア(Colombia, South America)に初めて訪れた時、最初に感動したものはこちら。
布製のコーヒーフィルターとワイヤーで作った簡素なスタンド。何度でも洗って使えるフィルター(reusable coffee filter)にコーヒーを入れ、熱々のお湯を少しずつゆっくり回すように注いでいく。この大きさなら一人分から十五人分まで量の調節も自由自在。コーヒーを入れ終えたら、かす(coffee grounds)を捨て(いや、堆肥 compost に加え)、布をお湯ですすいで乾かすだけ。電気を使わないしかさばらない(スタンドはあってもなくてもよい)ので、キャンプにも簡単に持って行けます。これぞ究極のエコ・コーヒーメーカー!
もちろん、コロンビアでも最近のモダンな家庭では、皆普通の電気式コーヒーメーカーを使っています。なんともほっとする、この伝統的なシステムも、若い世代には古くさくて格好悪いと思われているようです。
でもこのシステムにはもう一つおまけがあります:使い古したフィルターをよく洗って乾かし、余ったコーヒー豆または乾燥させたかすを詰めて口を結び、車や靴箱、冷蔵庫に置くと消臭剤に!コロンビアの道ばたでは子供たちがいろいろな商品を販売していますが、フィルター(この場合は新品)にコーヒー豆を詰めた消臭剤もそのうちの一つです。
ちなみに、こちらは大手オーガニック・スーパー、Whole Foods Market等で販売されている布製フィルター。完全マニュアル式には抵抗があっても、紙のフィルターはもったいない、という方にはこちらがお勧めです。
もちろん、手作りも可です →
<参照>
http://www.cuspnaturalproducts.com/hemp_kitchen.html
http://www.wikihow.com/Make-a-Reusable-Coffee-Filter |